EF81 300番台はEF30の増備車として山陽本線関門トンネル向けに1973(昭和48)年に登場した 塩害対策のため車体はステンレス車体であるが実際ステンレスで出来ているのは車体外板だけで骨組は鋼製の、いわゆるセミステンレス車体で設計的には鋼製と何ら変わりはない 新製当時はステンレス地剥き出しの銀色だったが、53-10改正で301・302の2両は常磐線用として内郷機関区に転属し赤13号に塗装された 構造的にはEF81 75〜93に相当するグループである 60-3改正で302が、61-3改正で301が今度はEF30置換え用として門司機関区に復帰することとなり、関東ではわずか8年間の在籍であった 画像は60-3改正直前に行われた国鉄異色機関車大集合撮影会でのもので、他にEF58 2両とEF15が展示された 撮影会は団体専用列車が仕立てられたツアー形式で行なわれ撮影会場での撮影は参加者限定であった 1985. 2.17 東大宮操車場 |
最初に種車を分解し車体だけにします。分解の際、窓ガラスは非常に外しにくいです… 側面の電暖灯および前面のモールドは全て撤去しナンバー取り付け部分のみにします。モールドを撤去した後の前面の仕上げは作品の良し悪しに影響します。 側面には真鍮製のコルゲートを貼りますが、接着をより完全のものにするためコルゲートを貼ると外から見えなくなる部分に何箇所か穴をあけます。明けた部分にはバリが出ますのでサンドペーパーで平滑に仕上げます。 次にいよいよコルゲートを貼る工程に入りますが、いきなり所定の位置に瞬着で固定するのではなく最初は少量のゴム系接着剤で仮固定し慎重に位置合わせを行います。 位置合わせが済んだら今度は車体裏側から穴に向けて瞬着を徐々に流します。接着剤の量が多いと車体とコルゲートとの隙間から接着剤がはみ出てきますので注意が必要です。 車体に穴を開けたのは実はこの作業のためです。 前面ではテールライトリム(好みに応じて手摺も)を接着します。 接着剤が完全に乾燥したら金属部分にエッチングプライマを塗装 (私の場合は筆塗り) した後下地塗装としてねずみ色1号を吹き、仕上げで赤13号を吹きます。 駆動・走行系は基本的に非改造としています。常磐線用なので屋根に常磐線無線アンテナ2個を取り付けるとメリハリが出ます。 乾燥してから元通りに組み立てると完成です。 |
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製品のEF81は当初よりJR統一無線アンテナが装備されており、JR仕様になっています。 実車の内郷区・田端区配属のEF81は常磐線での運用が主体なので (田端車は前述の通り57-11改正で東北線運用から外れた) 、屋根に常磐線無線アンテナ2基を追加します。 銀河モデルから発売されている常磐線用列車無線アンテナ(商品番号:N-007) を取り付けます。製品は丸棒の挽物のようで金属パーツです。位置は機器室の真上で、103系・415系等とは異なりアンテナは本体のみで台座はありません。 最初にJR統一無線アンテナを撤去し、取付孔を埋めます。次に常磐線アンテナ取付部分にφ0.6 (私は接着の便宜を図るためφ1.0) で孔明けを行ないます。 取付は最初にゴム系接着剤を使用して仮取付を行ない位置決めを行なってから最終的に瞬着で固定しています。塗装はプライマーで下地処理を行なってからねずみ色を筆塗りしています。 |
ED79の車体を使用するため、一般形の屋根をつけると車体側のパンタを固定する穴がなくなってしまいますので画像のように台座を新製して対応しています。 画像は撮影のためパンタを外しています。最近のJR貨物機に搭載されているGPSは画像では未取付です。 塗装は赤2号+白3号の組み合わせとしてあります。 ED75 1028の組み立てですが、ED79の車体にED75一般形の屋根を組み込むため、若干の調整が必要になります。 屋根の両端が少し浮き気味になります。私はあまり目立たない部分であると判断し、最低限の処置のみで済ませました。 ナンバープレートはED75 1028になるよう切り継いでいます。 このED79の車体を使用する方法はED75ユニットサッシタイプを製作する際にも応用できます。 |
2006年発売の3次形はユーザーの手で取付ける手すり (ランナー付き) が付属で入っています。これを2次形にも・・・という訳です。 取付はちょっと厄介で、取付位置は3次形と同じになるように穴あけ位置を決めた後、0.2mmのピンバイスで慎重に穴をあけます。 ちょうど穴の位置が車体のカーブに差し掛かっているため、穴あけの際は作業中に位置がズレていかないよう注意が必要です。てすり、連結開放テコの固定は目立たなくさせる必要があり微量の透明ゴム系接着剤を使用しています。 さて、次の問題は車両を収容するケースの中に入っているウレタンスポンジですが、製品そのままではケースに収納する時に増設した手すりとスポンジが思いっきり干渉して折角増設した手すりが破損してしまいます。手すり増設と同時にスポンジ側にも加工が必要です。 |
電球の場合とは異なり発進する前にLEDが点灯し、スピードによる明るさの変化が少ないです。 高輝度LEDを使用しているので電球の数倍は明るいと思います。 画像は発進しない程度の最低限の電圧をかけた状態で撮影しています。 |