運転開始当初は3連が基本だったムーンライトであるが、1990年3月改正以降は週末を中心に6連で運転される日が多くなり、1991〜95年は試験的に村上行・新井行
(長岡で分割併合) の2階建て列車が登場し1994〜1996年頃には9両編成も出現した 画像はムーンライトの間合いで運転された新宿−黒磯間の快速フェアーウェイで、第4編成のA1と第5編成のM 3 (共に当時) の混色編成である 当時第4編成は赤倉専用車だったが頻繁にムーンライト運用に入っていた ピンクと黄緑が特徴の第4編成も他のムーンライト車に合わせるため1991(平成3)年4月に第5編成以降と同じ塗装に揃えられた 1990.11.-3 黒磯駅 |
外から窓越しにモロに見えるだけにさすがにこれだけは無視するわけにはいかないです ムーンライトのモハ164は全車が動力車なので、座席の切継ぎ改造はクハ165・クモハ165に限定されます。 実車調査は快速フェアーウェイや急行赤倉の乗車時に行ないました。 改造は概ね右に示す通りでクハ・クモハ共通です。改造にあたり位置関係は床板に延びる4箇所のツメの場所が基準になります。画像は上がサロ165のものを、下は改造後のもので、配色は新塗装車 (車両更新車) 仕様です。 |
モハ164は動力車なので動力ユニット上に表現されているクロスシートの背もたれ部を撤去し、リクライニングシートの上側だけを切り取って接着します。 シートピッチは必然的にグリーン車と同一になります。また、中央部分のみ座席の表現を省略していますが、これはノイズキャンセラー用の磁器コンデンサーを搭載する場合を想定しているためです。 かつてはKATO・TOMIX製を問わず全ての動力車に対し磁器コンデンサが標準装備でしたが、後にモータ側を改良したようで80年代中頃よりコンデンサの搭載は省略されています。 磁器コンデンサが付いていた動力からコンデンサを外して走らせるとテレビの音声にノイズが乗りザラザラという雑音が聞こえたものですが今ではすっかり過去の話となりました。 |
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<参考> 磁器コンデンサを搭載している例 → (KATO製モハ414-100 1985年8月購入) この動力ユニットは今まで特に修理・部品交換等の修繕は行なっておらず、もう30年選手であるが現役で使用している |
デカ目ばかりでなくシールドビーム車でも効果は著しい この明るさは電球ではマネできません |
165系1次製品用と2次製品用とではLEDの足の這わせ方が異なる 左側が1次製品、右側が2次製品用である LEDはヘッドライト側は電球色、テール側は白色を使用している |
まず貫通扉ですが、緑/茶色/赤の特別保全工事車グループ (特別保全工事はムーンライト化改造時に同時に施工) と、更新車では1989(平成元)年1月に当時の新津車両所で更新されたムーンライト第4編成だけが塗装仕様で、他はモントレーを含め全てステンレス地無塗装となっています。 前者はスカ色のクリーム1号で表現し、後者の場合はまずガラス部分周辺を銀色で塗装し、乾いてからメタリックテープを貼ってガラス部分をくり抜きます。 |
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座席は実車の仕様の違いによって右の画像のように塗装しています。 |