第11章:1984(昭和59)年(第2部)

59-2改正も終わり落ち着いた頃でした。

特に話題はなかったのですが、夏頃から多客臨に多少の動きが出てきました。
その一方で常磐線415系の塗装変更は着々と進められており、引続き撮影を続けました。



415系0番台後期形のローピンです。

画像はK50で晩年のK510です。この編成が2001年の常磐線電化40周年に合わせてローピンに塗装されたのはまだ記憶に新しいところです。
1983年第3部で紹介した画像と同じ位置での撮影ですが、この時期になるとローピン同士が並ぶ事はだいぶ少なくなってきました。
415系はやはり59-2改正で新製されたK74です。
画像は415系列で白電第1号となった401系K23です。
塗装変更が開始された頃は415系よりも401系の方が早く塗装変更が進んだような気がします。
品川駅に入線する急行東海で、大垣区165系12連+田町区167系4連の16連です。
57-11改正で153系から165系に置き換えられました。モハ164は東京駅では珍しい500・800番台も顔を出しています。

モハ165の代わりにクモハ165が入る事が多々あり、165系化で編成美が崩れた感じもします。
東海の8・9号車は2両のクハ165が向き合うパターンが通常なのですが、画像のように向きが揃っていないことも多数ありました。
これも日替わりメニューといった状況で、クハの組み合わせは4通りありました。
東京地下ホームでの横須賀線113系です。

クハ111はATC付きでA-A基準車です。
東海道線とは異なりサロは181・165系からの改造車は皆無でしたが、それでもバリエーションだけは豊富でした。
横須賀線の113系1000番台は当初から側面方向幕が使用されており、サボ受けはありません。
183系0番台のわかしおです。

房総特急はすいごう以外は183系9連で統一されており、0番台が使用されていましたが57-11改正で新潟から183系1000番台が転入し非貫通形が登場しました。
こちらも地下線を走る関係でATC付きです。
こちらはしおさいで、7往復の運転でした。
ここから大宮での画像です。

高崎線の115系普電ですが、東北線と同様日中は11連が多数派でした。
新前橋区の115系はデフロスター付きが多かったです。
今まで189系12連で運転されてきたそよかぜですが、1984年夏シーズンからは185系7連に変更されました。185系が碓氷峠を通過する数少ない運用でした。
1983年第3部でも紹介した武蔵野線新幹線リレー号です。
やはり101系1000番台6連です。この101系は初期形からの改造車が多く、老朽車が集中的に残っていました。
武蔵野線内での誤乗防止のためヘッドマークをつけています。

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