仙台の455系は東北線盛岡電化に合わせ1965(昭和40)年に登場し、サロ・サハシ入り基本8連+付属4連の12両編成で運転が始まった 1967(昭和42)年の磐越西線電化で『ばんだい』も電車化され付属6連+サハシ入り基本7連の13両編成に改められたが、1977年にサハシが抜かれ6+6連の12両になり59-2改正まで続いた 59-2改正では初めて455系の編成減車が行なわれ9連に短縮され、余剰となった455系は東北線黒磯以北に残る客車普通列車の一部電車化に充当された 画像は59-2改正で登場したサロなしの6連で、仙台の455系でモノクラス6連が登場したのは実は59-2改正からであった 画像の6連は同改正で電車化された普通列車である 60-3改正では455系急行は全廃となり全車が普通列車用途に変更された サロは全て抜かれ代わりに改造クハが連結されるようになり上野口から姿を消した 因みに455系の高崎・上越線運用は実現しなかったが、453系で臨時ながら常磐線から水戸線・両毛線経由直通列車が設定されている 1972〜73年冬臨で『ひたち上越銀嶺』・『常磐上越銀嶺』が石打まで、1973年には『常磐草津』が万座・鹿沢口まで設定されたが、残念ながら後が続かなかった 1984. 3.24 黒磯駅 |
<クハ455-500番台> 種車の車体にクハ115の運転台ブロックを接合します。 画像は捻出した部品の関係で前位の側扉部分も切り継ぎを行っていますが、種車体にクハの運転台ブロックを直接接合する場合はこの作業は不要です。 戸袋窓はオリジナルのクハ455とは異なり幅の狭いタイプを使用します。 実車のトイレ側の妻面には改造銘板1枚が追加されているので、タヴァサの楕円形製造銘板(PX1471) を使用して追加します。 |
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<クハ455-600番台> サロ455の車体に運転台ブロックを接合する作業がメインです。 側扉は前位と後位で幅が異なります。前位は広幅なので他の普通車の車体から切り取って流用します。 前位側扉のステップですが、切継ぎ位置の関係でどうしても犠牲になるので切継ぎにより短くなった分は別の材料を接合して元の寸法に戻します。 この車両もトイレ側の妻面には楕円銘板 (日本国有鉄道銘板・製造銘板・改造銘板の3枚) を追加します。 |
〜クハ455-500番台の特徴〜 a.先頭部のタイフォンは東北向けは蓋付きの耐寒形、九州向けはスリットタイプ b.東北向けは交直検電アンテナの前に空気笛があるが九州向けにはない c.最前部の冷房は九州向けは種車と同じAU75E×6台、東北向けは最前部の1台が撤去されAU75E×5台に 撤去された所には冷房準備フタが取り付けられた d.室内レイアウトにも差異があり、九州向けは両端部の8区画をロングシート化、東北向けは戸袋部のみの2区画をロングシート化 (東北向けは急行運用があるため) e.乗務員室側デッキと客室の仕切り壁は東北向けにはあるが九州向けにはない (これが前述c項の違いとして現れている) |