57-11改正 上野口特急列車編成表(高崎・信越編)

57-11改正以降の上野駅に入線する特急列車の編成表です。
1983(昭和58)年4月現在でまとめています。
新前橋区185系については’83 新前橋電車区165系・185系編成表をご覧下さい。


車両の向きは ←上野・金沢        直江津→  です。


この改正で 上越方面の列車は『鳥海』だけとなりましたが新幹線開業の影響のなかった信越方面は残りました。
一部の急行列車を格上げしたため運転本数は逆に増加しています。



1.長野運転所(あさま・そよかぜ)

169系急行を一部特急格上げした関係で、53-10改正以来189系に改造車が登場しました。
改正前に引続いて『あずさ』と共通運用となっています。


編成番号 ←1
クハ189
500
2
モハ188
3
モハ189
4
モハ188
5
モハ189
6
サロ189
100
7
サロ189
8
モハ188
9
モハ189
10
モハ188
11
モハ189
12→
クハ189
N101 512 43 43 25 25 111 51 8 8 35 35 14
N102 505 47 47 503 503 103 10 5 5 19 19 4
N103 502 21 21 3 3 1107 9 501 501 17 17 13
N104 513 12 12 32 32 113 53 24 24 9 9 3
N105 510 50 50 49 49 105 1516 40 40 26 26 12
N106 508 52 52 14 14 108 2 1 1 29 29 1
N107 504 37 37 7 7 107 52 48 48 1558 1558 1015
N108 1516 13 13 4 4 112 8 30 30 18 18 8
N109 511 42 42 34 34 1117 5 45 45 39 39 9
N110 501 38 38 51 51 106 6 33 33 46 46 10
N111 514 20 20 22 22 110 3 44 44 15 15 2
N112 509 6 6 27 27 109 1 41 41 11 11 6
N113 506 36 36 16 16 104 4 504 504 10 10 5

編成に入っていない車両

モハ188・189: 2、23、28、31、502
クハ189: 7、11、503、507
サロ189: 7、101、102



2.金沢運転所(白山用のみ)

57-11改正で食堂車が復活し、7号車に組み込まれました。
それまで7号車に入っていたサロ489(0番台)の一部は1983年春より順次サロ110-350に改造されています。

下記の編成は『白山』の他一部の『雷鳥』・『北越』と共通運用となっています。

←1
クハ489
2
モハ488
3
モハ489
4
モハ488
5
モハ489
6
サロ489
1000
7
サシ489
8
モハ488
9
モハ489
10
モハ488
11
モハ489
12→
クハ489
501 5 5 214 29 1009 8 1 1 3 3 1
502 4 4 205 20 1005 1 2 2 6 6 2
503 9 9 203 18 1008 9 8 8 7 7 3
504 11 11 204 19 1007 4 12 12 10 10 4
505 14 14 215 30 1001 6 13 13 15 15 5
601 218 33 206 21 1002 2 217 32 216 31 201
602 222 37 219 34 1006 5 221 36 220 35 202
603 225 40 208 23 1004 7 224 39 223 38 203
604 210 25 209 24 1003 3 226 41 227 42 204
605 213 28 212 27 1010 102 207 22 211 26 205

その他『白山』用の車両

サロ489: 1〜8、10〜12(1〜5、10〜12はサロ110-350改造予定車、6・8はサロ481へ改造予定)
サシ489: 83、101 (サシ489-100番台はサシ181-100番台からの改造車)



<57-11改正での信越特急あれこれ>

急行『信州』『妙高』の一部特急格上げや489系に食堂車が復活するに伴い189系・489系が不足することになったが、当時の国鉄の財政状況から車両新製は行なわれず在来車の余剰車を転活用したため183系・485系からの改造車が発生している。


a.183系1000番台→189系(7両)

モハ182・183-1058 → モハ188・189-1558
クハ183-1015・1016 → クハ189-1015・1516
サロ183-1107・1117・1116 → サロ189-1107・1117・1516

183系1000番台に横軽協調機能が追加された他は外観に変化はない。
サロの改造車3両のうち1両は横軽通過換算両数の関係からMG・CPの撤去(Ts'→Ts化)が実施されている(サロ189-1516)。



b.485系→189系(8両)

モハ485-199・203〜205 → モハ189-501〜504
モハ484-301・305〜307 → モハ188-501〜504

東北特急の廃止に伴い青森所属の485系を189系に改造したもので、かなり大規模な改造である。



c.485系→489系(1両)

サシ481-83 → サシ489-83

元々サシ489-12の改造車を489系に復帰させたもので、番号は83のままである。


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