国府津運転所 EF58 61撮影会

1984年9月25〜27日に福島・会津方面へのフルムーン御召列車が全区間在来線経由で運転され、その運転直後のピカピカ状態のEF5861を撮影する撮影会が国鉄東京南鉄道管理局主催でツアー形式により1984年9月30日に実施されました。
撮影出来るのは勿論参加者限定でEF5861とクモハ40054の2両が用意され、2時間存分に撮影できました。

移動は行きは品川(10:28発)→国府津運転所行の静シス113系回送列車11連をサロ込みで団臨扱いで運転され、復路は国府津運転所出庫→東京行の113系普電で国府津までは11〜15号車を貸切で乗車し、国府津→品川間は15両フリー乗車でした。
首都圏での国鉄イベントのはしりでもあり、私にとっては初の国鉄イベント参加ということもあって思い出深い撮影行です。



113系団臨乗車中に食事(弁当配布)をしたあと、11:50から撮影開始です。

まずは主役であるロクイチの形式写真から始めました。
撮影会場は国府津運転所の奥の方の検修庫脇になります。
逆エンドからの撮影です。
御召牽引直後でもあり、美しい姿を披露していました。
ですがこの日は風が少しあり、旗がなかなか落ち着きません。
クモハ40054も形式写真を撮影しています。この頃のクモハ40は職員輸送車として使用しており、時折国府津駅まで往復していたそうです。

撮影会で展示された時はなんとなくロクイチの添え物という感じは否めませんでしたが、クモハ40の形式写真を撮影する絶好のチャンスでした。
現在は廃車となり青梅鉄道公園で展示されています。
クモハ40付近会場内の様子です。
各種記念きっぷ等を発売しています。
今度はゴハチ周辺での会場内の様子です。
参加者は200人くらいだったと思います。

当然といえば当然なのですが、こちらの方が人数が多いです。
正面からのアングルです。
運転席側水切りの形状が現在とは異なります。ワイパーと干渉する部分だけ丸く逃げが作られていますが、翌年(1985年)2月の全般検査にて水切りの形状が変更され、現在と同じストレート状のものに変更されました。
2両の配置はこんな感じです。
半流のクモハ40074も展示されてなら最高だったのですが・・・
風は少しずつ強くなってきて旗が落ち着かなくなってきました。
最後に反対側からの撮影です。

撮影時間はちょうど2時間で、帰りの113系は車体洗浄線からの乗車でした。

<撮影会団臨113系編成表>

※T10のサロは当初は通路扱いの予定だったが乗車後になって自由解放に変更、復路の15連は国府津→東京間(撮影会参加者は品川までに徐々に下車、品川駅にて解散式)は846M(国府津14:22→東京15:49)に乗車

←国府津
乗車区間 編成番号 クハ111 モハ112 モハ113 サロ110 サロ111 モハ112 モハ113 クハ111 モハ112 モハ113 クハ111 クハ111 モハ112 モハ113 クハ111
品川→国府津運転所 T10 554 292 292 303 24 301 301 178 293 293 106 (欠 車)
国府津運転所→品川 T9+ S94? 553 313 313 302 30 308 308 171 299 299 187 2056 2082 2082 1020
※私は青字の車両に乗車しました


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