※ ポリ塩化ビフェニル : | ビフェニルを構成する水素を塩素で置換された芳香族炭化水素化合物の総称。耐熱性・電気絶縁性・耐薬品性に優れる。 しかし生体への毒性が極めて強く、体内で消化されずに蓄積する発癌性物質である。加熱する事によりダイオキシンに変化する。1972(昭和47)〜1975(昭和50)年にかけて段階的に製造・使用が禁止された。 国鉄では主に昭和40年代に製造された交流・交直流電車の主変圧器 (主にTM10・13・14) の冷却油として採用され、583系では1976〜1982年にかけて冷却油をシリコン油に変更したTM20形に順次取替が実施された。1974年度以降の新製車からは全面的にTM20形に設計変更されている。 |
全車共通の改造(変更)点 1.Hゴムを全て黒に変更 2.屋根は一旦全体をグレー(ねずみ色1号)に塗装後、塗屋根化 3.クハネのJNRマークを撤去し、JRマークを追加 4.中間の貫通扉はステンレス地を表現するためメタリックテープにて表現 5.床下に汚物循環処理装置と洗面所の排水管を追加 |
1.JNRマークを撤去 製製品のクハネ583は国鉄仕様でJNRマークは印刷で表現されています。シンナーを用いてマークを溶かすような感じで削り取ります。 シンナーはTAMIYAのX-20(水性)を使用します。 油性シンナーは使用厳禁です。間違いなく塗装がやられます。 JNRマークの部分だけ溶剤がついた状態にします。 溶剤がマーク部分のみについたら、ツマヨウジの先で軽〜く軽〜くなでるようにこすります。ツマヨウジの先は少し潰して柔らかくしておくといいでしょう。強く擦って先を急ぐのは厳禁です(テカってしまうので)。ここが一番神経を使う作業です。 少し経つと銀色が溶け出してくるので、様子を見ながらティッシュペーパーを当てて溶剤を吸い取ります。 画像の例は失敗しないように多少控えめにしました。若干マークがうっすらと残っているのがお分かりいただけると思います。 最後に白のJRマークを転写して完成です。 |
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2.ヘッドライト部分をグレードアップする 分解して車体だけにした後、ライトレンズを引き抜いてヘッドライト・テールランプのリム部分に銀色をさします (2次製品の場合は不要です)。 これだけで先頭部がかなり引き締まりますが、前述のJNRマーク撤去作業と同様、かなりの繊細な作業となります。 3.乗務員室内の塗装 白3号(または原色の白)と緑2号を適当に混ぜています。国鉄標準の室内配色です (これも2次製品の場合は不要)。 4.ATS表示 製品はSのみですが、首都圏乗り入れ対応車なのでSPに変更します。 5.無線アンテナ JR仕様なので取付が必須です。 また、先頭部貫通扉中央の合わせ目には鉛筆で1回スジを引いて貫通扉が引き立つようにしてあります。 |
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6.中間部分の貫通扉 実車の貫通扉の引き戸はステンレス無塗装のものに交換されています。これを再現するため扉の窓周辺のみ銀色で色差ししたあとにメタリックテープを貼り、窓の部分だけカッターナイフでくり抜きます。 |
座席部分の床 : 特急色のクリーム4号 通 路 : ウッドブラウン(Mr.カラーNo.43) 座 席 : 自家調合のエンジ色 座席上部 : クリーム4号 |
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座席部分の床 : 自家調合 (クリーム1号+黄5号) 通 路 : ねずみ色1号 座 席 : ウッドブラウン(Mr.カラーNo.43) 座席上部 : 灰色9号 |
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座席部分の床 : 自家調合 (クリーム1号+黄5号) 通 路 : ねずみ色1号 座 席 : 自家調合の緑色 座席上部 : 自家調合の薄緑色 |
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床全体 : ねずみ色1号 座 席 : 自家調合のグレー(艶消) |
編成番号 | クハネ 583 |
モハネ 582 |
モハネ 583 |
モハネ 582 |
モハネ 583 |
サロ 581 |
モハネ 582 |
モハネ 583 |
クハネ 583 |
改 造 |
N29 | 12 | 98 | 98 | 25 | 25 | 31 | 83 | 83 | 3 | 1993.8 |
N32 | 20 | 12 | 12 | 79 | 79 | 33 | 6 | 6 | 5 | 1993.12 |
N34 | 8 | 106 | 106 | 100 | 100 | 32 | 94 | 94 | 17 | 1993.3 |