56-10改正においてそれまで153系で運転されていた急行『伊豆』と183系の特急『あまぎ』が統合されることになり、それに先立ち1981(昭和56)年1月に56-10改正で登場する新・特急列車 (185系登場当時の時点では愛称が決まっていなかった) 用に登場したのが185系0番台です。  185系の運用開始は同年3月で初運用はなんと東海道線の普電でした。急行『伊豆』への充当も153系運用の一部を185系に置換える形で始まり一部列車は153系との併結で運転されました。
 後に56-10改正に向けて前述の東京発伊豆方面の新・特急列車の愛称が公募で決められL特急『踊り子』 に決定したのが同年5月頃のことです。この頃の185系0番台は日車・川重・近車の各車両メーカーで製造中で、まだ全車が揃っていませんでした。

 185系の最大の特徴は当初より通勤輸送との共用を図った点で、当然ながら特急運用に重点が置かれているものの通勤輸送も考慮に入れた構造で車体は20m級・幅1000mmの側扉・2ドア、通路幅確保の観点から115系と同様の一般的な断面形状となり、座席は東海道線の普電に多数充当されることから折り返し時の負担軽減の意味もあり転向クロスシートが採用されるなど、従来の特急形電車とはかなりポリシーに違いが見られます。車体の塗装も伊豆方面へのリゾート特急や自然の緑というコンセプトに基づいた当時の国鉄特急電車とは思えない斬新な塗装が採用され、特に60-3改正以降は伊豆方面輸送の中心的存在でした。先頭車の形状は157系や当時登場間もなかった117系を意識したようなデザインとなっています。

 しかし、設備の老朽化・陳腐化が進み各部の傷みが目立つようになり、1999(平成11)年6月からはリニューアル改造を実施した185系が登場し、同時に塗装も変更されました。
 現在は全車がリニューアル改造を終了し国鉄時代からの踊り子塗装は2002(平成14)年に消滅しましたが、踊り子号誕生30周年を記念して2011年に復活し、以降は全検出場の度に踊り子塗装に戻されており、今ではリニューアル新塗装車の方が少数派となる逆転現象が起きています。

 近年では特急踊り子も改正の度に定期列車の本数が漸減傾向で、一部は波動輸送に転用されていますがそれでも余剰車が発生し2013年よりついに廃車が始まりました。



 模型は全車ともKATOの185系で新前橋・田町車を含め200番台を中心に所有しており、改造は主に屋根がメインとなっています。改造は1993(平成5)年〜2017(平成29)年です。



 §1.185系200番台踊り子塗装車

 1982年の登場時より上野口急行・普電および 『新幹線リレー号』、57-11改正以降は上野口の 『谷川』・『白根』 等の特急および 『新幹線リレー号』 で運用されていた185系200番台ですが、東北・上越新幹線上野開業となった60-3改正で 『新幹線リレー号』 は御役御免となり、新前橋区185系7連16本中リレー号に運用されていた6本は余剰となりそのうち2本が同改正で登場した東北線の新特急『なすの』用に、残り4本はそれまで『踊り子』で使用していた183系を置き換える目的で田町電車区に転属しています。田町に転属する4本のうち1本は検査周期の関係 (要検) で転属前に踊り子塗装になりましたが、残り3本は改正以降順次踊り子塗装に変更されました。

 模型は1992年2月および1994年3月に何れも 『シュプール上越2号』 で乗車した田町電車区B3がプロトタイプです。200番台なのでオリジナルの0番台とは外観上幾つかの相違点が見られます。
 実車は1996年より特急『はまかいじ』に充当されることになり、京浜東北・根岸線に乗入れる関係でATC取付改造が行なわれ乗務員室側客扉脇の戸袋窓が潰されましたが、模型はATC改造前の姿を模型化しています。JRマークが貼ってあったりATS-P標記がしてありますが、室内のカラースキームは国鉄仕様です。




 モハ185-209・210

 種車は0番台を使用しています。切継ぎ等の改造はありませんが、オリジナルの0番台とは異なりナンバーが中央に配置されている関係でナンバーと踊り子ストライプがモロ重なります。
 ナンバーは銀色、山用対策 (PS23形パンタ装備) の◆および横軽対策の●は白で表現し、車番標記は 『 ◆●モハ185-2 * * 』 としています。





 モハ184-209・210

 モハ184は200番台もナンバーが0番台同様ストライプの位置を避けた場所に配置しているので外観は0番台と同じです。車番の横軽対策の●はストライプにかからないため緑色です。





 クハ185-205

 塗装工程を省略する理由で0番台を種車に選んでおりナンバー変更を行ないます。またJR仕様でまとめており乗務員室付近にあるJNRマークは撤去しグレーのJRマークを転写します。
 先頭部裾にあるタイフォンには耐雪カバーを付けた状態のほうがより200番台らしくなります。
 ナンバーはモハ185の場合と同様で、踊り子ストライプと思いっきり重なるので横軽対策の●は白となります。ATS標記は『SP』としています。

 模型は『踊り子』での運転時を重視し1〜7号車限定 (新前橋車のような7+7両の14連はやらない) という理由で1号車となるクハの連結器は製品のままのダミーカプラーとし、7号車側のクハのみ付属編成との併結用として増結用TR69に交換しています。





 サロ185-205

 こちらもナンバーの変更だけで、モハ185・クハ185の場合と同様です。200番台なのでトイレ窓が付くのですが、模型ではそのままにしてあります。



 §2.185系0番台 付属編成

 付属編成11〜15号車に連結される車両です。こちらはバリバリの国鉄仕様で、基本編成側に153系を連結させる場合にも対応しています。
 13〜15号車のM'・M・Tcはクハのヘッドライト部を除いて改造はしていないので、ここでは11・12号車のTc'・Tのみ掲載します。





 クハ185-4

 付属編成11号車に連結するクハです。基本編成側のクハとは異なり、付属編成の場合は偶数向きクハに増結用台車を装着します。
 常時先頭に出る車両ではないのですが、とりあえずヘッドマーク部分の白LED化を行なっています。

 車体標記は車番以外は製品のままで乗務員室付近にJNRマークを、ATSは『S』を表示しています。国鉄仕様なのでJR統一無線は装備していません。





 サハ185-2

 床下にCPを増設します。



 §3.185系200番台踊り子リニューアル車

 登場後20年近くに達した185系に対し、1995年より新前橋車のリニューアル改造が行なわれ1996年に完了しましたが、踊り子用の田町車もリニューアル改造の対象となり1999年に登場しました。
 普通車は特急に相応しいよう座席のリクライニングシート化・内装の更新が行なわれ、外板塗装も一足先に登場した新前橋車と同様のブロックパターン (ただし田町車は湘南色) に変更されています。

 200番台は新製当初より横軽対策仕様ですが、1997年10月の長野行新幹線 (現・北陸新幹線) 開業に伴なう信越線横川〜軽井沢間廃止後に行なわれたリニューアル改造のため、車番標記の●は省略されています。

 模型はこれも田町区のB編成で、2000年3月18日に『シュプール上越1号』で乗車したB7がプロトタイプです。塗装変更が中心ですが実車に合わせ若干の切継ぎを行なっています。塗装は灰色9号 (103系1000番台用) に白を少し混ぜたものを使用し、あとは湘南色の黄かん色・緑2号の組合せです。
 塗装順序は灰色→黄かん色→緑2号の順で吹いた方が黄かん色部分の発色条件が良くなるのと、何といってもマスキングの工数が削減出来るので有利です。注意点は緑2号塗装時のマスキングで、黄かん色との塗り分けラインを正確に出すことが重要です。





 モハ185-231・232

 塗装変更と塗屋根化が中心になります。200番台なのでナンバーは車体中心付近に転写し、山用対策の◆は黒で表現します。
 185系の中でも1982年度増備の2次車なので冷房をAU75Gに変更します。
 避雷器は屋根と一体となっていますので一旦撤去し113系用のものを装着しました。屋根に孔明けが必要となります。





 モハ184-231・232

 これも塗装変更・塗屋根化・冷房のAU75G化が中心です。端部には小さいJRマークを転写します。





 クハ185-216

 こちらは↑の踊り子色とは異なり実車通り200番台が種車で、前面裾のタイフォンには耐雪カバーがついています。

 こちらも↑のクハと同様の理由により1号車側となるクハの先頭の連結器はダミーとしています。





 サロ185-216

 200番台のサロなのでトイレに小窓を追加します。
 冷房は普通車とは異なり切継ぎ等は行なわず先に冷房装置部分以外全てをマスキングして銀色を吹き、乾燥後に塗屋根化しています。



 §4.<参考>新前橋の185系


 参考までに新前橋区の185系200番台を・・・

 こちらは上野口の185系200番台で、1982(昭和57)年6月23日に東北新幹線が大宮始発で暫定開業し上野−大宮間ノンストップの連絡専用列車『新幹線リレー号』 (設定上は普通列車) 用として登場したグループです。57-11改正では 『リレー号』 の他に水上・草津・前橋方面特急列車の運用が始まりました。編成は当時の新前橋電車区165系に合わせた4M3Tの7連で、横軽運用が設定されたため横軽対策仕様となり165系に合わせる形で全車が逆向き (奇数向きクハが上野寄り) となっています。
 実車は民営化後もリレー号時代からの塗色を維持していましたが1994(平成6)年12月にスキー専用列車『シュプール号』10周年を記念し『フルフル』塗装車2本が登場した他、翌1995年よりリニューアル改造が始まりました。対象車両数がそれほど多くないこともあってなのか比較的早いペースでリニューアル改造が進められ、僅か1年余で完了しリレー号色は1996(平成8)年に消滅しました。

 模型は新幹線リレー号とリニューアル車 (EXPRESS 185) の2種類があります。↑の踊り子の場合と同様、増備年度の違いによる冷房装置の差異を表現しています。





 クハ185-209

 上野口185系の元祖リレー号色で室内は田町車と同じですが、外板塗色は平行して走る新幹線200系とイメージを統一させる意味で緑帯1条となっています。

 模型は1981年度増備の1次車がプロトタイプで冷房はAU75Cで製品のままです。製品は先頭部分の信号炎管がなく、なんとなく殺風景な印象だったので後天的改造で取付を行なっています。当時のKATO製品の標準で先頭部のカプラーはダミーなのでクハ全車共通で増結用台車に交換し2編成併結14連運転に備えています。また田町車と同様、ヘッドライトの一部LED化を行なっています。
 製品はNゲージメーカー各社で競作となりましたが、KATOは1982(昭和57)年7月に踊り子・リレー号を一括して同時にリリース (サハ185のみ後から追加) しています。

 JR統一無線アンテナもない完全なまでの国鉄仕様で、ヘッドマークは購入当時のままの 『急行/踊り子/大宮←→上野/普通』 の4コマです。  1982(昭和57)年8月の購入で実車に負けないくらいの車齢ですが、更新工事を行ないながらも現役で在籍しています。





 クハ185-202

 1995(平成7)年に登場した新前橋区のリニューアル車で、側面に 『EXPRESS 185』 のロゴが入ったのが特徴です。塗分けは↑の踊り子ブロックパターンとほぼ同じで、配色が異なるのみです。

 模型は1997年発売の7両セットで、設計変更で若干型を弄ったようで先頭部分の信号炎管は当初より取付けられています。こちらもクハの先頭台車は全て増結用台車を装備しており14連運転に備えています。
 改造は屋根に集中しています。



 あまり改造らしい改造はしていませんが・・・

 185系は他形式に比べ増備期間が短く、わずか1年半で0・200番台の合計227両の増備で打ち切りとなった関係で、同一区分番台内でのバリエーションはほとんど無いと言ってもいいくらいです。
 強いて言えば0・200番台の相違くらいであり、耐寒装備強化の有無・耐雪ブレーキの有無・横軽対策の有無・登場当時行なわれていた他形式併結相手の違いによるジャンパ栓・サロ185トイレ窓の有無など、外観上気付きにくくあまり目立たないものが多いです。
 200番台は1982年度増備の2次車49両は冷房がAU75Gに変更されています。

 ということで模型の方も比較的簡単な加工に留まっています。



 1.サロ185のトイレ窓増設

 185系は新製当初より車体の防錆対策が徹底しており、車体外板は裾部より400mmのみステンレス製 (この構造は後に登場した415系500番台にも導入された) となった他、トイレはFRP製の密閉形ユニット方式が採用された結果トイレ窓は設置されませんでした。

 サロ185-200では設計変更が行われトイレ窓が設置されており、サロ185-0・200番台の識別点にもなっています。


 模型では185系で唯一の切継ぎ箇所となっており、位置は普通車と同じ高さに揃えてあります。

 床下には銀河の汚物循環処理装置を取付けます。



 2.冷房装置

 185系の冷房装置は大きく分けて2グループに分類できます。
 1980〜1981年度に増備された0番台全車および1981年度に増備された200番台 (63両) は普通車がAU75C、グリーン車はAU71Cですが、1982年度増備の200番台2次車 (49両) はクーラーキセがステンレス無塗装に変更され普通車はAU75Gに、グリーン車は同じAU71Cですがステンレスキセとなり外観的には211系サロ用のAU71Dに酷似したものとなっています。

 模型でも当該車は冷房を載せ替えます。普通車は元のAU75のモールドを全て撤去し、切り口を平らに整形してからAU75Gを接着します。グリーン車はモールドは生かしたままで冷房装置部分以外をマスキングして銀色を吹いて表現しています。
 参考として、サロ185の場合はAU71Dをそのまま使う事も選択肢としては十分考えられるのですが、全長が異なるのでそのまま流用するのはかなり難があります。
 屋根の改造は↓の3.屋根 ランボードの整形の項で詳しく述べます。

 登場当時は製造年度によりクーラーキセの色および材質が明確に分類されていましたが、民営化以降は装置の取替・更新等が進み前述の分類法則は崩れてランダムになってきています。

 普通車はAU75Gに換装
 グリーン車はAU71C
 塗装のみで表現しています



3.屋根 ランボードの整形

  通勤形・近郊形・急行形電車の屋根のカーブはどれもだいたい同じ形状に見えると思いますが、実は1978年登場の417系あたりから製造工程の簡素化という理由のため屋根の断面形状が 『標準コンター』 と呼ばれる新しい断面に変更になっています。さらに1979年に登場した201系900番台以降の新形式電車は通勤形・近郊形電車ともにランボードの形状が変更されています。
 従来は踏み板部分が屋根のカーブからある程度突き出た所で直下に落としていましたが、新しい形状は踏み板の端から雨樋にかけて一直線に結ぶ形状になっています。

 これをNゲージでやるわけですが、一番簡単なのはプラパテを盛って整形するという方法です。
 工程の詳細を画像に示します。AU75Gに換装する場合は更に冷房部分のモールドのくり抜き工程が追加となります。

 カッターナイフはなるべく新しい刃を出してよく切れる状態で行なった方がキレイに仕上がります。あと、余分な所まで切り込みが入りやすいので注意が必要です。

 @ 製品の状態


これから加工に入ります・・・
 A プラパテを盛る 1回目

乾燥するとパテの溶剤分が飛ぶので盛った部分はかなり凹んでしまいます
 C パテを盛る 2回目
1回では正しい形にはならないので繰り返します

2回目は分かりやすいようにグレーのパテを盛りました  パテは色は違いますが中身は一緒です
 B 整形1回目

カッターナイフではみ出た部分をそぎ落とします
 D 整形2回目

いよいよ 『形らしく』 なってきました  後は納得する形状になるまで繰り返します  私は概ね3回行なっています

整形が完了したら周辺にはみ出したパテは組立時の障害となるのでキレイに除去し、ランボード両端のはみ出しは切り詰めて揃えます
 E 整形が終わり塗屋根塗装して完成となります
  更にAU75Gに換装する場合は以下の要領で行なっています
 @ 元のAU75C (キセに表現されている取っ手の形状・個数から推して東芝製AU75Bと思われる) の上部四辺にザックリ切れ込みを入れて切り取ります

 因みに前項のパテ盛りですが、↑の画像は3回繰り返して完成させたものです
 A バリを全て除去してキレイに整地します (画像はバリ取りしただけで仕上げを行なっていない)

特に四隅は丁寧に仕上げないと冷房装置が浮いてしまいますのでデザインナイフで削り取ります

 C 冷房を取付けて完成です

ゴム系接着剤で概ねの位置決めをしてから瞬着で固定します
 AU75系は向きがあり取付時には注意を要します
 B 冷房取付前に塗屋根にします
 ← こちらはサロ185のクーラーキセ塗装中の画像で、新鮮外気取入送風機部分をマスキングして銀を吹きます


 画像はマスキングを剥がした直後のもので、この後屋根全体を塗屋根にすれば完成です



 4.ヘッドライト類およびヘッドマーク


 a).ヘッドマーク

 ヘッドマークは製品についているフィルムを外し、以前TOMIXより発売されていたヘッドマークシールにて対応しています。ヘッドマークシールはいちおう裏側に粘着剤が塗布されていますが、粘着力が非常に弱くて貼ってもすぐはがれるので表面保護の意味も兼ねてマークを貼って外側からセロテープで固定する方法によっています。
 セロテープを使用しているので時間の経過と共に劣化が予想されますが、整備の時に取り替える方法を採っています。

 旧踊り子塗装車は 『踊り子/新特急なすの/シュプール上越/新雪』 の4コマ、リニューアル車は 『踊り子/湘南ライナー/シュプール上越』 の3コマを装備しています。



 b).ヘッド/テールライト

 製品のヘッド/テールライトは何れも電球を使用しておりヘッドマークも当然ながら電球で照明しているので、最近の白LEDを見慣れた目にはなんとなく不自然に見えてしまいます。

 そこでライトのLED化改造を行ないました。

 が・・・・・・

 とりあえずヘッド側・テール側とも白LEDに換装して1個を試作してみました。ヘッドマーク部分だけは問題なく点灯したのですが、レンズ形状の関係上光の拡散に指向性があるLED方式ではヘッド/テール側両方ともLEDからの光がレンズにあまり届かずライトがほとんど明るくならない、っていうか電球よりも極度に照度が下がることが判りました。
 そこで、ヘッド/テールライトは従来通りの電球式とし、ヘッドマークを巻いている丸いパーツ (何という部品なのでしょうか?) の直後にチップ白LEDを回してヘッドマーク部のみ白く照明するという何とも複雑な改造を行ないました。
 基板自体は基本的に非改造ですが、基板上に白LED照明用の抵抗 (200Ω×2個の直列繋ぎで400Ω) とブリッジダイオードを実装した基板を追加します。

 ヘッドライト周辺の概要は以下の画像に示す通りです。右下に補足説明も入れておきます。

  (左上)
 従来からのユニット基板内にチップ抵抗を追加するだけなのでユニット本体を構成している各パーツの加工は不要です

 (右上)
 画像では見えませんが緑色の小形基板への給電は画像基準で緑色基板の右端から延ばす配線でライトユニット基板の端子 (茶色基板の右端から延びる2本の線) に直結させています

 ブリッジダイオードは両波整流を行なう素子で走行方向にかかわらず電流が一方向に流れるようにする整流回路で、スイッチングダイオード4個を用いての自作も可能です

 画像には 『428』 の刻印がありますが、これは部品として最初に採用されたであろうクハ481の品番(当時)で485系のみならずかなりあちこちで使いまわされている部品のようです

 (左下)
 ヘッドライトは電球、ヘッドマークは白LEDで点灯させるとこんな感じです  増設した小形基板の上には何も無いので組み立てに際しては特に問題は発生していません

 以上、ライト関係の概要を惜しむことなく述べてみましたが、この一連の改造はKATOの国鉄形特急電車や14系・24系客車 (いずれも電球使用の旧製品仕様) のほとんどに応用出来る手法です。



5.室内の色差し

 最後に座席の配色です。座席の塗装ですがそのための専用色を用意するのは大変なので近似色となりますがなるべく市販品で済ませるようにしています。
 各タイプにより配色が大幅に異なります。各画像共通で上が普通車、下がグリーン車です。

  ← 185系国鉄仕様 (0・200番台共通)


 普通車は当時の201系などを中心に70年代後半〜80年代前半の国鉄で流行した暖色系の配色です。

 グリーン車も同様ですが、座席は従来通りの赤系となっています。
  ← 新前橋区リニューアル車 (EXPRESS 185)


 普通車は青系、グリーン車は茶色系となっています。
  ← 田町区踊り子リニューアル車


 普通車は緑色、グリーン車は青系となっています。


 最後に組立てですが、車体の大胆な切り継ぎをしていないため非常に楽です。
 調整箇所もほとんどなく、すぐに完成できます。



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