60-3改正 信越489系運用表

 東北・上越新幹線上野開業の60-3改正における金沢運転所489系の運用表です。

 60-3改正において上野口の485系と同様489系についても大幅な変更が行なわれており、その最たるものは全運用が9連に短縮されたことです(その代わり編成数は10→13本に増加)。モハユニット1組とサシが減車されました。また、担当列車の変更もされており今改正で新たに『あさま』・『そよかぜ』が追加 (『あさま』は53-10改正で消滅して以来の復活) となりました。『そよかぜ』は57-11改正以降の185・189系から全面的に489系による運用に変更され、次の61-11改正では『そよかぜ』用として489系3編成が長野に転属となり、翌年の民営化でJR東日本に489系3編成が配置された要因にもなっています。

 北陸スジではこの他に『しらさぎ』も担当しています。

 クハ489は上野口においてボンネット・貫通・非貫通型のすべてのタイプが見られました。



運用番号 運     用 記   事
41  
42 金沢1508 − (3044M) − 上野2145 − (回送) − 東大宮操  
43 東大宮操 −  (回送) − 上野910 − (7021M) − 中軽井沢1116/1331 − (7022M) − 上野1546 − (回送) − 東大宮操  
44 東大宮操 − (回送) − 上野1311/1330 − (7023M) − 中軽井沢1539/1631 − (7024M) − 上野1846 − (回送) − 東大宮操  
45 東大宮操 − (回送) − 上野1409/1430 − (7025M) − 中軽井沢1637/1716 − (7026M) − 上野1934 − (回送) − 東大宮操  
46 東大宮操 − (回送) − 上野930 − (3041M) − 金沢1603  
47 金沢1108 − (3042M) − 上野1745 − (引上) − 上野1940/2000 − (3029M) − 長野2304  
48 長野1041 − (3010M) − 上野1345 − (引上) − 上野1436/1500 − (3043M) − 金沢2135 − (回送) − 東金沢  
49 東金沢 − (回送) − 富山701 − (2M) − 名古屋1102/1210 − (5M) − 富山1608/1703 − (12M) − 名古屋2102 − (回送) − 神領  
50 神領 − (回送) − 名古屋1010 − (3M) − 富山1407 − (回送) − 東富山 − (回送) − 富山1533 − (10M) − 名古屋1932 − (回送) − 神領  
51 神領 − (回送) − 名古屋810 − (1M) − 富山1206 − (回送) − 東富山 − (回送) − 富山1333 − (8M) − 名古屋1732/1810 − (11M) − 富山2208 − (回送) − 金沢  

※サロ489は原則として1000番台が組み込まれているが、車両数の関係で一部0番台が入っている編成が存在する。

※57-11改正で『白山』編成にサシ489が組み込まれたことにより大量に余剰となったサロ489-0番台であるが、同改正以降8両がサロ110-350番台に改造されたほか、60-3改正を目前に控えた1984(昭和59)年9〜10月より九州地区サロ481のクロ化改造に伴なう車両不足のため鹿児島運転所にサロ489-17・18・20〜22・24の6両が貸し出された。この6両の貸出は60-3改正で御役御免となったが、金沢に戻る事はなく鹿児島・新津の各工場においてサロ110-350・1350番台に改造された。なお余談ながら鹿児島で改造されたサロ110-1352・1353の2両はスカ色でありながら湘南色の塗り分けラインで出場した異端車である。




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