1982年6月23日〜11月14日 東北線暫定ダイヤ期間中の485系運用表


 1982(昭和57)年6月23日に東北新幹線が大宮始発で暫定開業となりましたが、その一方で新幹線の平行在来線である東北本線では上越新幹線開業および東北新幹線大増発に伴う57-11全国ダイヤ白紙改正を控えていた事もあり大きなダイヤ改正は実施されず、55-10改正ダイヤの一部修正という形で東北特急31往復中10往復(東北新幹線と同じ本数分)が廃止されたに留まりました。
 この関係で廃止されずに残った485系列車の運用が大きく変わり、九州地区へ大量に転出となる仙台所属車を中心に運用が大幅に減り、一部は仙台運転所から青森運転所に運用移管される列車も出てきました。

 ここでは1982(昭和57)年6月23日〜同11月14日の東北新幹線開業から57-11改正前日まで実施された東北線暫定ダイヤでの485系運用を掲載します。53-10改正での485系・583系運用表と比較するとどのように変化したかわかると思います。
 56-10改正では『ひばり』の一部(5往復)の食堂車が営業中止となりましたが、この5往復のうち昭和57年6月23日以降も残った列車については全列車とも食堂の営業が再開されています。

 このページでは57-6時点で車両運用の面において動きのなかった583系や秋田の485系は割愛させていただきます。

 記事欄の日付は全て1982(昭和57)年です。57-11改正直前になって出てきた編成変更などを掲載しています。



1.青森運転所485系


運用番号 運     用 記   事
21  
22 青森453−(2M)−上野1343/1430−(1017M)−仙台1845−(回送)−利府 1017Mは11月13日まで運転
11月14日の2Mは9連にて運転
23 利府−(回送)−仙台758−(1006M)−上野1219/1300−(1013M)−仙台1715 10月29日まで運転
24 仙台1058−(1012M)−上野1513/1600−(1021M)−仙台2015 10月18日まで運転
25 仙台858−(1008M)−上野1316−引上−上野1457/1530−(1M)−青森013 1008Mは11月13日まで運転
11月14日の1Mは9連で運転
26 青森1255−(28M)−上野2142−(回送)−東大宮操 11月13日まで運転
27 東大宮操1230−(回送)−上野1319/1333−(29M)−青森2225  
28 青森1120−(26M)−上野2009−(回送)−東大宮操 11月13日まで運転
29 東大宮操−(回送)−上野712/800−(1003M)−仙台1215−仙台(転)−仙台1558−(1022M)−上野2013−(回送)−尾久(客) 11月12日まで運転
30 尾久(客)−(回送)−上野810/833−(23M)−青森1725  
     
35  
36 青森450−(4002M)−大阪1825−(回送)−向日町(転)  
37 向日町(転)−(回送)−大阪1018−(4001M)−青森2350  
38 青森807−(2044M)−上野1833−(回送)−尾久(客)  
39 尾久(客)−(回送)−上野833/900−(1005M)−仙台1315−仙台(転)−仙台1758−(1026M)−上野2213−(回送)−東大宮操 11月13日まで運転
40 東大宮操−(回送)−上野1050/1119−(2043M)−青森2145  
※『ひばり』は8往復中5往復を担当している。また改正前の車両転出や移り変わり運用の関係で改正前最終日(11月14日)まで運転されなかった運用が存在する。
※11月上旬以降は改正前の移り変わり運用のために一部運用が7〜9号車欠の9連に変更されている。



2.仙台運転所485系(12両編成)


運用番号 運     用 記   事
61 仙台(転)−(回送)−利府  
62 利府−(回送)−仙台558−(1002M)−上野1013/1100−(4007M)−平1135/1444−(4014M)−上野1722/1800−(4017M)−原ノ町2143  
63 原ノ町535−(4002M)−上野920/1000−(4005M)−原ノ町1343/1534−(4018M)−上野1921/2030−(4021M)−平2310  
64 平742−(4004M)−上野1020/1100−(1009M)−仙台1515−仙台(転)−仙台1658−(1024M)−上野2113−(回送)−東大宮操  
65 東大宮操−(回送)−上野646/700−(4001M)−平937/1044−(4010M)−上野1322/1400−(4011M)−平1635/1712−(4020M)−上野1950−(回送)−東大宮操  
66 東大宮操−(回送)−上野633/700−(1001M)−仙台1115−仙台(転)−仙台1258−(1016M)−上野1713/1800−(1025M)−仙台2215  
※『ひばり』の一部が青森に移管され3往復のみとなり、『ひたち』の運用がメインとなる。
※11月上旬あたりから7号車のサシ481が外されサハ481に組替える列車が出ている。この編成は改正後はそのまま『ひたち』に使用されている。



3.仙台運転所485系(9両編成)

運用番号 運     用 記   事
71  
72 仙台(転)−仙台635−(4006M)−上野1120/1200−(4009M)−平1435/1544−(4016M)−上野1820/1900−(4019M)−原ノ町2244 9月22・26・30日は1号車はクロ481→クハ481に変更
なし
73 原ノ町835−(4008M)−上野1218/1303−(1037M)−会津若松1655 9月23・27日は1号車はクロ481→クハ481に変更
なし
74 会津若松1020−(1038M)−上野1410/1500−(4013M)−平1735/1814−(4022M)−上野2050−(回送)−東大宮操 9月24・28日は1号車はクロ481→クハ481に変更
なし
75 東大宮操−(回送)−上野928/941−(4003M)−平1215/1245−(4012M)−上野1519/1600−(4015M)−仙台2045−仙台(転) 9月25・29日は1号車はクロ481→クハ481に変更
なし
※9両編成組は新幹線開業の影響を受けなかったため57-6時点での運用変更はない。ただし改正を待たずに9月からクロ481-100の転出が始まったため、1号車のクロがクハに差し替わる日が出ている。
※改正前最終日(11月14日)まで残ったクロ481は3〜5・101の4両である。101は57-11改正後まもなく九州へ転出となった。


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